尿酸値を下げる薬物療法

尿酸値の殆どは生活習慣や食生活を見直すことで改善することができますが、過去に痛風にかかった方や、何らかの原因で尿酸値が下がらない方がいます。その場合は薬により尿酸値を下げることができます。

 

薬が処方される場合

 

投薬治療に当てはまる方は四つに分けられます。

 

一つ目は、生活習慣と食生活の見直しをして実践したが、尿酸値が下がらなかった方。
二つ目は、痛風発作を起こしたことがある方、あるいは痛風結節のある方。
三つ目は、尿酸値が8.0mg/dL以上で、腎障害や尿路結石、糖尿病などの合併症のある方。
四つ目は、尿酸値が9.0mg/dL以上の方。

 

これらに一つでも該当する方は、投薬による治療が望ましいと言われています。処方された場合、医師の指示に従い正しく治療を受けましょう。

 

薬の種類

 

尿酸を下げる薬は二種類あります。尿酸が体内で作られるのを抑える「尿酸生成抑制薬」、尿酸を体外へ排出しやすくする「尿酸排泄促進薬」の二つです。医師の診断によりどちらかの薬が処方されます。

 

 

投薬治療の注意点

 

体内の尿酸値を急激に下げると、体内に蓄積された尿酸の結晶が一気に溶け出し、痛風を引き起こす可能性があります。

 

高尿酸血症の治療は徐々に下げていくことが大切です。投薬治療で、3〜6ヶ月ほどかけて少しずつ尿酸値を下げていきます。

 

また、尿酸値が正常に戻っても油断は禁物です。暫くは薬を飲み続け、尿酸値を低い状態に保ちましょう。低い状態を保つことで、痛風の再発を防ぐことができます。

 

投薬と同時に、食生活や生活習慣も見直しましょう。薬で尿酸値を下げて治しても、偏った生活習慣のままではいずれ再発してしまいます。